2011年8月25日木曜日

祈り

 またまた長崎ネタですが、夏というのは長崎県人にとってとてもトラウマな
 季節です。

というのも、8/09は毎年平和教育の登校日があり小学生の低学年の頃から
原爆資料館を見学したり、おどろおどろしいビデオを見せられたりしたものです。
語弊はあるかも知れませんが、へたなお化け屋敷より怖かった思い出があります。

「二度と繰り返しません」

何を?やられたんじゃないの?アメリカが悪いんじゃないの?

で、も一つ(2006年まで)夏の風物詩だったのが、さだまさしの無料コンサート「夏・長崎から」。
さだまさしなんて全く興味なかったし、これもあって夏は暗~いイメージだったんですが、長崎では必ずリアルタイムでNHKの中継がある為、何気に見ていると、この曲が流れていました。
 

「祈り」という歌です。この歌詞の中に

私は祈る以外に知恵も力も持たないけれど
短い花の生命をささやかなこの愛で染めたい

というフレーズがあります。

3月に東日本大震災という我々の力ではいかんともしがたい悲劇が起こり、福島と
いう悲しみの連鎖を生み出し、被災された方の気持ちは推し量れない程のものだと思います。

でもこの年齢になって思う事があります。

「悲しみを繰り返してはいけない」と。


ただ、私たちは打ちのめされる度、何度も立ち上がってきました。

きっとまた、「東北で企画を」という声をいただく日はそう遠くないと信じます。

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