こんにちは下田です。
灼熱の日々が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
ここ最近の暑さは異常なくらいですが、こんな日が続くと必ず読みたくなるものがあります。
皆様御存じ、太宰治の「走れメロス」です。
有名な物語ですがこの話には裏話があるらしく、太宰と当時仲の良かった壇一男が熱海で一緒に遊んだツケを払いきれなくなり、壇を人質に置いて太宰が井伏鱒二の所に金を借りに行ったっきり戻らず、業を煮やした壇が行ってみると井伏とのんきに将棋をさしていた・・・なんて、物語とは正反対の裏話があるそうです(笑)
決して現実はそうそう綺麗な物ではないですが、物語中の一番のシーン。メロスが精根尽きて自暴自棄になりかけた時、水を見つけて復活するシーン。
「肉体の疲労恢復と共に、わすがながら希望が生れた。 義務遂行の希望である。
わが身を殺して、名誉を守る希望である。
斜陽は赤い光を樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。
日没までにはまだ間がある。 私を待っている人があるのだ。
少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。
私は信じられている。
私の命なぞ、問題ではない。 死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。
私は、信頼に報いなければならぬ。
走れ!
メロス。」
やる気スイッチ ON。
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